目次
屋根リフォーム3つの方法(種類)
- 塗り替え(塗装工事)
- 屋根金属カバー工法・・・既存屋根の上に金属屋根材を新たに工事
- 屋根葺き替え・・・既存屋根材を剥がして新たな屋根材を工事
外壁と同じように屋根も家を守る大切な箇所です。基礎を知ることで失敗・後悔しないリフォームが実現できます。
屋根リフォーム各工法のメリット・デメリット
(対象屋根: スレート材(コロニアル)、アスファルトシングル、金属屋根材)
屋根リフォーム種類 | 塗り替え | 屋根カバー工法 | 屋根葺き替え |
---|---|---|---|
1.デザイン性 | △ | ◎ | ◎ |
2.断熱・遮熱性 | × | ◎ | ◎ |
3.耐久性 | △ | ◎ | ◎ |
4.初期コスト | ◎ | △ | × |
5.メンテナンスコスト(将来的な費用) | × | ◎ | ◎ |
※屋根塗り替え塗料はシリコン塗装で想定しております。
※屋根金属カバー工法、葺き替え工事による使用材料は金属屋根材フッ素(断熱付き)を想定
塗り替え(塗装工事)の場合
1.デザイン性△
単色塗装のみで色は変更でできるが大幅なイメージチェンジは見込めない
2.遮音性・防水性能・断熱性能×
見た目色あせは解消されるが、遮音・防水性能などの付帯効果はない。今のお住まいの状況は変わりません
3.耐久性△
基本は10年ごとの塗り替えが必要。また見た目はきれいになりますが、屋根の経年劣化はどんどん進行していきます。
4.初期コスト◎
1回の費用は安価で経時的。とはいえ一時的な費用だけで判断せずほかの手段も比較検討を
5.メンテナンスコスト(将来的な費用)×
10年ごとの再塗装が必要。外壁の状況によっては、さらに補修費用がかかる可能性も
屋根塗り替えの期待耐久年数は、基材の痛みが出る前の年数になります。
よくあるケースは、
屋根カバー工法の場合(金属屋根材 断熱材入)
1.デザイン性◎
大幅なイメージチェンジができ、新築のような外観
2.遮音性・防水性能・断熱性能◎
遮音性・防水性が大きく向上。雨音の軽減や豪雨・大雨の漏水を抑える。断熱材一体式の為断熱性能もアップ
3.耐久性◎
耐久性が高い鋼板の為メーカー保証10~25年で安心です。
4.初期コスト△
塗り替えより初期費用はかかりますが、張替工事を行うより安価なリフォームが可能です。(重ね葺きが可能かは診断必要)
5.メンテナンスコスト(将来的な費用)◎
耐久性が高い鋼板の為「塗り替え」や「補修」が長期間不要です
屋根葺き替え(金属屋根材 断熱入)
1.デザイン性◎
大幅なイメージチェンジができ、新築のような外観
2.遮音性・防水性能・断熱性能◎
遮音性・防水性が大きく向上。雨音の軽減や豪雨・大雨の漏水を抑える。断熱材一体式の為断熱性能もアップ
3.耐久性◎
耐久性が高い鋼板の為メーカー保証10~25年で安心です。
4.初期コスト×
塗り替えや重ね葺きと比べると剥がし手間と廃材処分費がかかる為コスト高
5.メンテナンスコスト(将来的な費用)◎
耐久性が高い鋼板の為「塗り替え」や「補修」が長期間不要です
リフォーム後の塗り替え回数
築10年経過後、各リフォーム方法のどれかでメンテナンスをしてさらにその後30年のメンテナンス回数を想定した場合です。
対象屋根 スレート屋根(コロニアル)、アスファルトシングル
屋根リフォーム | 塗り替え | 屋根カバー工法 |
---|---|---|
5年 | ||
10年 | 再塗装・屋根補修 | |
15年 | ||
20年 | *屋根葺き替え | |
25年 | 今後の為に再塗装 | |
30年 |
※屋根塗り替え塗料はシリコン塗装で想定しております。
※屋根金属カバー工法による使用材料は金属屋根材フッ素(断熱付き)を想定
*屋根葺き替え・・・このころには築30年経過、スレート屋根材・アスファルトシングル材など基材耐久年数20~30年を考えると下地の状態にもよりますが葺き替えの検討も必要です。
まとめ!
屋根は外壁同様家を守る上で大切な場所です。目的、思い、生活スタイルに応じて今はあなたが選べる時代です。
「予算はいくらまでか」
「家をもっと住みやすく付加価値をつけたい」
「将来を見据え費用対効果で考えていきたい」
「2世帯住宅で息子・娘の為に家を長持ちさせたい」
「中古購入だった為外観を一新するイメージチェンジをしたい」
などなど失敗・後悔しないリフォームを実現する為に、業者任せではなく面倒でも基礎的な知識は必要になります。