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屋根リフォーム基礎

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屋根リフォーム基礎
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屋根材の種類・特徴を比較!!
各屋根材ごとのメンテナンス方法と価格

ご自宅の現状の屋根材は?

屋根は快適な住宅環境を守る上で一番大切な箇所でもあります。

台風、突風、豪雨、紫外線、積雪といった環境のなかでは一番痛む箇所ですが、一番把握しにくい箇所でもありますので、定期的な点検、メンテナンスが必要になります。

屋根は地域性で使われる材料も変わります。沿岸地域(瓦が多い=塩害対策として)、積雪地域(金属材=積雪で重い屋根材はこのまれない)など特性を活かした使われ方をしています。

それぞれ使われている素材によって傷み方やメンテナンス方法も変わり補修コストも変わりますので、まずは現状把握する必要がありますのでチェックしてみましょう。

目次

  • 1 屋根材の種類一覧
  • 2 スレート(コロニアル、化粧スレート、カラーベストともいいます)
  • 3 アスファルトシングル
  • 4 金属(ガルバリウム鋼板)
  • 5 金属(ジンカリウム鋼板)
  • 6 トタン(瓦棒)
  • 7 セメント
  • 8 粘土瓦(和瓦、洋瓦)
  • 9 まとめ!!

屋根材の種類一覧

 

  1. スレート
    施工 専門業者は選ばない
  2. アスファルトシングル
    施工 専門業者は選ばない
  3. 金属(ガルバリウム鋼板)
    施工 板金専門職人
  4. 金属(ジンカリウム鋼板)
    施工 板金専門職人
  5. トタン瓦棒
    施工 板金専門職人
  6. セメント瓦
    施工 瓦専門職人
  7. 粘土瓦(和瓦、洋瓦)
    施工 瓦専門職人

スレート(コロニアル、化粧スレート、カラーベストともいいます)

(原料/セメント・繊維質)

20年~25年前ぐらいの建物の定番で広く使われている材料です。

ひび割れや材料割れなどは特殊な工具を使用してスレート材1枚から交換出来るため扱いやすい材料です。

ただ昔のコロニアルにはアスベストが含まれていましたが、2000年初頭に作られたノンアスベスト製によっては割れやすい材料もあります(クレーム商材だったようです・・上記写真)

もしノンアスベストの割れやすい商品であれば塗装のお手入れをしてもなんの意味もありませんので、専門職人に確認してもらい金属屋根カバー工法や屋根葺き替え工事もご検討しましょう。

主要メーカー ケイミュ―/大和スレート
製品名 カラーベスト/ファイバーコルゲート
メンテナンス時期 10年前後
耐用年数 25年~30年
重量/㎡ 18kg
メリット ・安くて軽い、施工も簡単でお手軽

・模様、色の種類もありシンプル ながらバリエーションあり

デメリット ・塗膜が弱い
(北側屋根にコケが生えてしまう)

・建材が台風、突風で割れることがある

・定期的なメンテナンスが必要

メンテナンス方法・価格 ・塗り替え(塗装工事) 
 ラジカル制御塗装 
 2500円/㎡~

・屋根金属カバー工法 
 横葺き断熱付きフッ素材 
 7000円/㎡~

・屋根張替工事 
 コロニアルクァッド
(スレート撤去処分込)
 9000円/㎡~

アスファルトシングル

 

新築工事で施工が増加、材料で表面に細かい石が付着して厚さ6mmくらいの柔らかいゴムシートのようなもの、アメリカで普及している材料です。

リフォーム工事でスレート屋根の上にカバー工法としても使用可能

風や台風などであおられやすい為、剥がれ落ちてくることもあります。

メーカーによっては施工可能地域が限られた材料もありますので、確認は必要になります。

 

主要メーカー 田島ルーフィング/ニチハ/旭ファイバーグラス
製品名 ロアーニ/アルマ/リッチウェイ
耐用年数 30年前後
メンテナンス時期 10年前後(剥がれの状態など点検が必要)
重量/㎡ 12kg
メリット ・柔らかく割れにくい(複雑な屋根形状にも対応)

・見た目もグラデーションがきいて綺麗

・施工が簡単(施工業者は選ばない)

・軽量

デメリット ・風に弱い為、接着剤の劣化で剥がれる場合がある

・表面の細かい石が(品質には問題なし)パラパラ雨樋にたまることがある

メンテナンス方法・価格 ・塗り替え(塗装工事)
 ラジカル制御塗装 
 2500円/㎡~

・屋根金属カバー工法
 横葺き断熱材付きフッ素 
 7000円/㎡~ 

金属(ガルバリウム鋼板)

おすすめ屋根材!!

ガルバリウム鋼板は近年新築工事による屋根工事で他の材料を抑えて1番使用される材料になっており、リフォーム工事でもカバー工法として需要が伸びてる材料になります。デザイン・耐久性・コスト面で1番人気です。

またさまざまな金属屋根材があり断熱材一体式や断熱材なしの屋根材などメーカーによって保証期間の差などあり選ぶ場合は比較することが必要です。

金属屋根材はさらに耐久性を上げガルバリウムにマグネシウム2%含有したSGL(エスジーエル)という商品もでてきてさらに金属屋根材の普及につながると思われます。

主要メーカー IG工業/ニチハ
商品名 アイジールーフ(断熱材付)/センタールーフ(断熱材付)
メンテナンス時期 25年前後
耐用年数 40年
重量/㎡ 5kg
メリット ・耐久性が高い

・軽量(和瓦の1/10と軽量)

・地震時の割れの心配なし

・断熱材一体式で高い断熱性能

デメリット ・屋根形状が複雑の場合施工が大変

・板金職人の専門工事で職人の技術が必要

メンテナンス方法 ・塗り替え(塗装工事)
 25年前後で将来を見据えて塗装
 

 

金属(ジンカリウム鋼板)

おすすめ屋根材!!

耐食性の高いガルバリウム鋼板に天然石チップをコーティングされた屋根材料(石粒付き鋼板)です。材料は輸入材になります(ヨーロッパ、オセアニア、アメリカ等)。

こちらもガルバリウム鋼板と同じく新築・リフォーム工事ともに人気ある材料になっております。

平成29年度のフラット35住宅仕様実態調査では全国屋根葺き材として「ガルバリウム鋼板またはジンカリウム鋼板」の使用割合が37.8%で「スレート瓦」32.7%を抜きトップになっております。

それだけ自然災害(地震・台風)による影響や耐久性・コスト面など適応材として普及してきているものです。

主要メーカー デクラ/リクシル
商品名 コロナルーフ/Tルーフ
メンテナンス時期 メンテナンスフリー
耐用年数 40年
重量/㎡ 7kg
メリット ・耐久性が高い

・軽量(和瓦の1/7と軽量)

・地震時の割れの心配なし

・強風にも強い

デメリット ・屋根形状が複雑の場合施工が大変

・裏に断熱材はない為、断熱材一体式のガルバリウム鋼板と比べると劣る

・基材には影響ないが、表面砂が雨樋にたまることがある

メンテナンス方法 メンテナンスフリー(塗装は不要だが必要に応じて点検は必要)

トタン(瓦棒)

豪雪地域や昔ながらの住宅によくみられ、屋根勾配が緩くでき雪下ろしをしやすくしている屋根材でもあります。

専門的には瓦棒と呼び一般的にトタン(亜鉛メッキ鋼板)と呼ぶことが多いです。トタンは安く軽量で魅力的ですが耐久性があまりよくない為、メンテナンスはまめに必要になります。

 

メンテナンス時期 7年~10年
耐用年数 20年
メリット ・安価

・軽量

・地震時の割れの心配なし

デメリット ・メンテナンススパンが短い

・裏に断熱材がない為、断熱対策必要

メンテナンス方法 ・塗り替え(塗装工事)
 ラジカル制御塗装 2500円/㎡~

・屋根金属カバー工法
 現場板金(ガルバリウム鋼板)
 7000円/㎡~
 【下地腐食があれば施工不可】

・屋根葺き替え工事
 9000円/㎡~
 

 

セメント

30年~35年前に普及した材料でセメントでかたどった屋根材になります。今は製造されてない為部分補修は代替品がなく補修しずらい材料になります。

また材質がセメントの為雨水が含水しやすく耐久性が損なわれる為メンテナンス方法としては、「塗り替え」か「葺き替え」になりますが、年数的な基材の耐久性を考えると今は金属系屋根材の葺き替えが主流になってます。

※材料によってアスベスト含有の物がある為葺き替え時は、処分費のコストが高くなるケースもあります。

耐用年数 30年
メリット ・日本瓦より安価

・耐火性に優れている

デメリット ・重量がある為地震に弱い

・強風なので瓦のずれが生じる

・劣化か進むと割れやすくなる

メンテナンス方法・価格 ・屋根葺き替え工事
 横葺き断熱付きフッ素 
 13000円/㎡~
(瓦撤去処分・下地工事込)

 

粘土瓦(和瓦、洋瓦)

基材耐久年数が最も高く50年~60年で塗装などのメンテナンスは必要ない材料になっていますが近年の台風や地震などの影響で棟材が落下したり基材が割れたりと当然メンテナンスは必要になっていきます。

平成14年度 フラット35住宅仕様実態調査では全国屋根葺き材として全体の42.6%占めトップでしたが、近年の台風・地震などの影響によるものなのか、毎年減り平成29年度屋根葺き材として全体の18.7%まで落ち込んでいる状況ではあります。

 

耐用年数 50年~60年
重量/㎡ 48kg
メリット ・塗装の必要なし

・耐久性がありメンテナンスコストを抑えられる

・一部補修が可能

デメリット ・初期コストが高い

・重量がある為構造躯体の負担が大きい(屋根全体で約6t)

メンテナンス方法 屋根下地・棟部の漆喰の点検は必要

 

まとめ!!

近年新築時の屋根葺き材は「スレート瓦」、「粘土瓦(和瓦・洋瓦)」を抑えて「ガルバリウム鋼板またはジンカリウム鋼板」がトップになりリフォーム工事でもカバー工法や葺き替えでも金属屋根材は多く施工されるようになってます。

屋根修理・リフォームを行う際、塗り替え・カバー工法・葺き替えなどあなたの将来的なライフスタイルあわせて選べますので是非ご参考にしてください。

屋根リフォーム3つの方法(種類)を比較!!各メリット・デメリット

 

 

目次

  • 1 屋根リフォーム3つの方法(種類)
  • 2 屋根リフォーム各工法のメリット・デメリット
    • 2.1 塗り替え(塗装工事)の場合
    • 2.2 屋根カバー工法の場合(金属屋根材 断熱材入)
    • 2.3 屋根葺き替え(金属屋根材 断熱入)
  • 3 リフォーム後の塗り替え回数
  • 4 まとめ!

屋根リフォーム3つの方法(種類)

  • 塗り替え(塗装工事)
  • 屋根金属カバー工法・・・既存屋根の上に金属屋根材を新たに工事
  • 屋根葺き替え・・・既存屋根材を剥がして新たな屋根材を工事

外壁と同じように屋根も家を守る大切な箇所です。基礎を知ることで失敗・後悔しないリフォームが実現できます。

 

屋根リフォーム各工法のメリット・デメリット

(対象屋根: スレート材(コロニアル)、アスファルトシングル、金属屋根材)

屋根リフォーム種類 塗り替え 屋根カバー工法 屋根葺き替え
1.デザイン性 △ ◎ ◎
2.断熱・遮熱性 × ◎ ◎
3.耐久性 △ ◎ ◎
4.初期コスト ◎ △ ×
5.メンテナンスコスト(将来的な費用) × ◎ ◎

※屋根塗り替え塗料はシリコン塗装で想定しております。

※屋根金属カバー工法、葺き替え工事による使用材料は金属屋根材フッ素(断熱付き)を想定

 

塗り替え(塗装工事)の場合

1.デザイン性△

単色塗装のみで色は変更でできるが大幅なイメージチェンジは見込めない

2.遮音性・防水性能・断熱性能×

見た目色あせは解消されるが、遮音・防水性能などの付帯効果はない。今のお住まいの状況は変わりません

3.耐久性△

基本は10年ごとの塗り替えが必要。また見た目はきれいになりますが、屋根の経年劣化はどんどん進行していきます。

4.初期コスト◎

1回の費用は安価で経時的。とはいえ一時的な費用だけで判断せずほかの手段も比較検討を

5.メンテナンスコスト(将来的な費用)×

10年ごとの再塗装が必要。外壁の状況によっては、さらに補修費用がかかる可能性も

屋根塗り替えの期待耐久年数は、基材の痛みが出る前の年数になります。

よくあるケースは、

屋根カバー工法の場合(金属屋根材 断熱材入)

1.デザイン性◎

大幅なイメージチェンジができ、新築のような外観

2.遮音性・防水性能・断熱性能◎

遮音性・防水性が大きく向上。雨音の軽減や豪雨・大雨の漏水を抑える。断熱材一体式の為断熱性能もアップ

3.耐久性◎

耐久性が高い鋼板の為メーカー保証10~25年で安心です。

4.初期コスト△

塗り替えより初期費用はかかりますが、張替工事を行うより安価なリフォームが可能です。(重ね葺きが可能かは診断必要)

5.メンテナンスコスト(将来的な費用)◎

耐久性が高い鋼板の為「塗り替え」や「補修」が長期間不要です

 

屋根葺き替え(金属屋根材 断熱入)

1.デザイン性◎

大幅なイメージチェンジができ、新築のような外観

2.遮音性・防水性能・断熱性能◎

遮音性・防水性が大きく向上。雨音の軽減や豪雨・大雨の漏水を抑える。断熱材一体式の為断熱性能もアップ

3.耐久性◎

耐久性が高い鋼板の為メーカー保証10~25年で安心です。

4.初期コスト×

塗り替えや重ね葺きと比べると剥がし手間と廃材処分費がかかる為コスト高

5.メンテナンスコスト(将来的な費用)◎

耐久性が高い鋼板の為「塗り替え」や「補修」が長期間不要です

 

リフォーム後の塗り替え回数

築10年経過後、各リフォーム方法のどれかでメンテナンスをしてさらにその後30年のメンテナンス回数を想定した場合です。

対象屋根 スレート屋根(コロニアル)、アスファルトシングル

屋根リフォーム 塗り替え 屋根カバー工法
5年
10年 再塗装・屋根補修
15年
20年 *屋根葺き替え
25年 今後の為に再塗装
30年

※屋根塗り替え塗料はシリコン塗装で想定しております。

※屋根金属カバー工法による使用材料は金属屋根材フッ素(断熱付き)を想定

*屋根葺き替え・・・このころには築30年経過、スレート屋根材・アスファルトシングル材など基材耐久年数20~30年を考えると下地の状態にもよりますが葺き替えの検討も必要です。

まとめ!

屋根は外壁同様家を守る上で大切な場所です。目的、思い、生活スタイルに応じて今はあなたが選べる時代です。

「予算はいくらまでか」

「家をもっと住みやすく付加価値をつけたい」

「将来を見据え費用対効果で考えていきたい」

「2世帯住宅で息子・娘の為に家を長持ちさせたい」

「中古購入だった為外観を一新するイメージチェンジをしたい」

などなど失敗・後悔しないリフォームを実現する為に、業者任せではなく面倒でも基礎的な知識は必要になります。

 

スレート(コロニアル)屋根の修理方法と費用をご紹介!!

 

スレート屋根を修理・リフォームする時は、まず「価格」や「方法」が気になるところです。経験がなければおおよその価格や方法もわからないからです。

 

ただ、工事費用だけを意識して業者を探してしまうと、手抜き工事や望まない結果にされてしまう可能性がありますので注意点も一緒にご紹介いたします。

 

目次

  • 1 スレート屋根のリフォーム方法・価格・時期
    • 1.1 ノンアスベストスレート屋根材の問題点
  • 2 スレート屋根塗り替えと注意点
    • 2.1 屋根塗装工事は「縁切り」が必須
    • 2.2 棟板金の状態確認は必須
  • 3 シーガード(平板スレート専用改修材)
  • 4 スレート屋根材へのカバー工法と種類
  • 5 スレート屋根の葺き替え

スレート屋根のリフォーム方法・価格・時期

スレート屋根のリフォーム方法は3つあり、塗り替え・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事があります。それぞれの参考価格・施工時期は次のようになります。

  • 塗り替え(塗装工事)
  • 屋根金属カバー工法・・・既存屋根の上に金属屋根材を新たに工事
  • 屋根葺き替え・・・既存屋根材を剥がして新たな屋根材を工事

 

モデルケース

屋根切妻 スレート(コロニアル)

屋根面積100㎡(約30坪)想定

別途足場代、諸経費

 

価格 メンテナンス(修理)時期
【部分補修】
コロニアル一部差し替え
塗装時期に一緒に点検
1枚交換から可能
20,000円~
【部分補修】
棟板金補修・交換
塗装メンテナンス時期に一緒に点検
20,000円~
塗り替え
ラジカル制御塗装
25万~30万 築10年~
塗り替え
フッ素塗装
40万~50万 築10年~
シーガード
平板スレート専用屋根改修材
65万~75万 築10年~
屋根カバー工法
直葺き仕様
本体横葺き(断熱材付き)
70万~80万 築20年~
屋根葺き替え
本体横葺き(断熱材付き)
アスベストなし
85万~95万 築30年~

 

※2000年初頭に施工されたノンアスベストタイプの屋根材は塗装メンテナンス・シーガ―ドメンテナンスはおすすめいたしません。施工はカバー工法か葺き替えをおすすめいたします。

ノンアスベストスレート屋根材の問題点

以前はスレート屋根材にはアスベストが含まれ、材料として安価で耐久性がよい材料として製造されてきました。

 

しかし人体の健康被害によるアスベスト問題により2004年までに石綿(アスベスト)を1%以上含む製品の出荷が禁止されたことによりスレート屋根材も改良されました。

 

このころの屋根材はもろく洗浄するとボロボロになるくらいですので築10年ぐらいで割れやヒビなどが出ているような状況ならカバー工法や葺き替えの検討が必要になります。

 

スレート屋根塗り替えと注意点

スレート屋根材はメンテナンス状況に応じてになりますが、基材耐久年数が20年~30年になりメンテナンスが必要です。

 

その為塗り替えが必要になりますが塗料選びには注意が必要です。

 

屋根は紫外線・雨・風の影響をもろに受ける場所です。さらに塗料の天敵は紫外線になりますので安い塗料材料は塗料の結合エネルギーが弱い為すぐに痛みが出ます。

 

その為にも質の高い塗料がおすすめです。

塗料材 おすすめ度
フッ素樹脂塗料 ◎
ラジカル制御型塗料 ○
シリコン塗料 △
ウレタン塗料 ×
アクリル塗料 ×

 

屋根塗装工事は「縁切り」が必須

スレート屋根はスレートとスレートの重なり部に雨水が侵入しても抜けるように作られています。

 

しかし塗装工事によってその隙間が塗料でふさがれることがある為、ぬりおわりに屋根の重なり部をカッター等で縁切りする必要があります。

 

工事内容として2人で1日かかるほどです。

 

これを怠ると水が下地にまわり下地の痛み、内部結露、雨漏りにつながることがありますので、必ず職人さんに確認してください。

 

また「タスぺーサー」という部材をもちいて塗装工程途中に差し込んで施工するやり方もありますのでしっかり対応してくれる職人さんを選ぶことが必要です。

 

※ただ、隙間を確保できる状態の場合は縁切りが不要な場合はありますので確認は必要です。

 

ポイント優良職人は当たり前にやりますが、安さを売りにしている業者など施主様がわからないと思って縁切りを行わない業者もいっぱいることが現状です。

 

しっかり施工内容をお伝えする安心した職人さんに依頼致しましょう。

 

棟板金の状態確認は必須

棟板金とは屋根のてっぺんに取り付けてある板金材のことです。下地に釘で取り付けられてますが強風によりあおられ釘が抜けてきます。

 

塗装職人などは、板金工事専門ではないので見逃すこともありますし釘が抜けていてもそのまま塗って「みてみぬふり」をする職人も多くいます。

 

これでは補修しようとしても補修できませんので、しっかり対応してくれる職人に依頼が必要です。

 

もし下地が悪ければ下地交換、棟板金取り付け工事が必要になります。交換方法として下地を木材から樹脂材へ釘からステンレスビスへ交換したほうがより安心です。

 

※外壁メンテナンス前に棟板金が飛ばされたり、剥がれたりした場合は火災保険で対応できますので保険会社に確認をしてみてください。

またリフォーム後5年以内に棟板金が飛ばされると保険適応外になるケースがありますので、リフォーム時にしっかりした工事が必要になるわけです。

ポイント屋根塗装でメンテナンスされる場合は、必ず棟板金部の状態は確認してもらってください。下地が痛んでれば板金職人で対応してもらうことが必須です。

 

シーガード(平板スレート専用改修材)

シーガード(ガルバリウム鋼板)は古い平板スレート屋根(コロニアル)に強力な接着剤で張り合わせる工事でカバー工法の一種になる工法です。

 

既存の棟材・ケラバ・谷部・壁際雨押え・雪止めはそのままで施工できますので、コストが抑えられる屋根材です。

 

ただし既存部材(棟部、谷部、ケラバ、雪止め、雨押え部)は点検や塗装が必要になります。

メリット
・接着工法で屋根に穴をあけず安心
・丈夫で20年以上は塗り替え不要
・既存部材使用の為コストが抑えられる
・工期がはやい

デメリット
・雨漏りしている屋根には使用出来ない
(防水をよくする工事ではない)
・断熱効果は今の状況と変わらない
・多雪地域は施工不可
・平板スレートでも施工不可な屋根材はある

 

平板スレート施工適応メーカー

・平成18年(2006年)以降のケイミュー㈱製品(カラーベストシリーズ コロニアル)については対応可能です。

・働き長さ180mm~185mm以内の材料

 

※施工不可な屋根材

ニチハ(パミール)、大和スレート(ハイルーフ)、天然スレート、アスファルトシングルは働き幅、厚み、素材の適合から施工不可です。

ポイントシーガードは平板スレート屋根材であればどんな形でも工事が出来るわけではありませんが、対象屋根材であれば築年数が若いうちであればコストを抑えた屋根材としておすすめです。ただし、既存部材は新築時からの部材を使用していきますので10年に一度のメンテナンスは必要です。

 

スレート屋根材へのカバー工法と種類

屋根カバー工法は、既存のスレート屋根材に新しい金属屋根材を重ねるメンテナンスのやり方です。

 

工事費用と工事期間が抑えられるため一番採用されているリフォーム方法です。

 

ただ、下地(野地板)が痛んだ上に施工は出来ないので、長く住むようであれば早めに行うことがおすすめです。(目安築20年~25年)

 

さらにスレート屋根材がアスベスト含有であれば葺き替え工事になると処分費が余計にかかることからも早めのリフォームがコスト的にもおすすめです。

 

目安は築20年以降と当サイトも提示していますが、メーカー保証25年付く材料もあり築10年~15年くらいからカバー工法で行うかたもいらっしゃいます。

 

当サイトでもメーカー保証・メンテナンスコスト削減・遮熱性・基材耐久性・塗膜耐久性・重量・デザイン性・防火性・遮音性からみても横葺き金属材(断熱材付き)のカバー工法がおすすめです。

 

ポイント当サイトも屋根カバー工法はおすすめしております。屋根は下から見えにくい場所でもありご自分で確認しずらい場所であるからこそ安心したい場所です。下地の状態が悪くなる前にご検討しましょう。

 

スレート屋根の葺き替え

過去に一度もメンテナンスをしたことなく築25~30年以上経過して屋根下地(野地板)も傷んでるようであれば葺き替えをおすすめいたします。

 

野地板まで剥がして新たな野地板を張り屋根を葺く工事です。

 

この場合もメーカー保証・メンテナンスコスト削減・遮熱性・基材耐久性・塗膜耐久性・重量・デザイン性・防火性・遮音性からみても横葺き金属材(断熱材付き)がおすすめです。

 

ここできおつけていただきたいのが、スレート屋根からスレート屋根工事の葺き替えは可能ですがメーカー保証が付きません。あくまでも新築工事の時だけしか保証が付かないのです。

 

このような説明もしないで、提案する業者もいますので注意が必要です。

ポイント「スレート屋根~スレート屋根への葺き替え」、「スレート屋根~アスファルトシングルへの葺き替え」は可能ですが、メーカー保証はつきません

 

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